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平和を破滅させた和平(下)
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中東問題の始まり
中東ではなぜ血なまぐさい抗争やテロが絶えないのかーそれを理解するには第一次世界大戦までさかのぼらねばならない。オスマントルコ帝国の崩壊を見すえ、ヨーロッパ列強はいかなる青写真を抱いていたのか?さまざまな思惑が交錯する生々しい人間模様を活写し、今日の中東が形成された表舞台・裏舞台を自在な筆致であぶり出す、一大歴史ノンフィクション。アメリカ参戦から、ユダヤ人の「民族的郷土」建設支援を約した「バルフォア宣言」、ソヴィエト政権樹立、パリ講和会議、戦後秩序・国境画定をめぐる紆余曲折までを描く下巻。
人文・思想・社会 > 歴史 > 世界史
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