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理性の不安改装版
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著者 | 坂部恵
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出版社 | 勁草書房
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発売日 | 2001年05月
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サイズ | 単行本
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価格 | 3,630 円
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カント哲学の生成と構造
「理性批判」の哲学者であり、「人間学」としての哲学の提唱者でもあるカントの思考の根底には、むしろ、近世的「人間」主体と、また、近世的といわず西欧の伝統的「理性」一般との存立をおびやかし、その解体と根本的な編成変えとをうながす無定形な不安が、そうおもってみれば、すでにはっきりとうごめきはじめており、それが、また、思考のかくされた究極の原動力ともなっていたのではないか。一言でいえば、およそこのような見通しのもとに、これまで比較的目を向けられることのなかったカント哲学のかくされた基層に、ともかくも一つのさぐりを入れてみること、これが本書の基本的なねらいにほかならない。
人文・思想・社会 > 哲学・思想 > 西洋哲学
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