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英語教育と「訳」の効用
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19世紀末以来、訳は言語教育の厄介者である。そろそろ変化してしかるべきときだ。これが本書における著者の主張である。著者によれば、訳は言語教育・学習の自然かつ効果的な手段であり、今日の多文化化した社会、地球規模化した世界に広く必要とされる技能であり、また異文化間理解・言語意識・個性の維持を推進するものでもある。現代世界の需要に対応した言語教育・学習の手法を求める声が研究者・教師・学習者の別を問わず幅広く上がる中、本書がその答えを提示する。
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