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木戸の弓張月 (廣済堂文庫)
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大江戸番太郎事件帳23
杢之助が木戸番を務める左門町の近く、忍原横丁の一角で事件が起きた。隠居夫婦宅に押し入った強盗が二人を殺し、その後、夜鳴蕎麦を商う宇市の妻を人質にして長屋に立て篭ったものの、宇市と揉み合ううちに刺殺されてしまったというのだ。町人たちは老夫婦の仇を討ったと宇市を称賛するが、事件の流れと宇市の様子に杢之助は疑念を抱く。やがて宇市に近づく悪党たちと、五年前に宇市夫婦の一人息子が大八車に轢かれて死んだ事件の関連を探り、裏にもう一つの仇討ちが隠されているのを知るのだが…。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行
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