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犯罪の葬送曲(フェネラル・マ-チ) (カッパ・ノベルス)
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ジャンルの拡大、軽装本出版競争の激化、女流作家の進出、新旧世代の交代…。ここ数年の推理小説界の動きは、ますます目まぐるしい。それにもまして注目されるのは、その背景にある社会の変化である。たとえば、《かい人二十一面相》によるグリコ・森永事件。「あれこそ戦後最高の推理小説だ」という声も聞かれる。この傑作選集は、そのように虚構と事実の関係が微妙に揺れ動いている社会状況のなかで生まれた、推理短編の収穫を集めたもので、そこに〈虚実皮膜〉の呼吸を読みとるのも一興だろう。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・な行 新書 > 小説・エッセイ
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