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白の迷走 (光文社文庫)
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著者 | 門田泰明
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出版社 | 光文社
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発売日 | 1995年10月
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サイズ | 文庫
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価格 | 649 円
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長編企業サスペンス
大手製薬会社・相互製薬の研究開発新薬課長・諸岡喬は、四月の決算役員会の直後、直属上司の三隅常務から次長への昇進を告げられる。だが、この昇進には、相互製薬が社運を賭けて研究開発中の癌免疫治療剤COF(キャンサー・オフェンシング・ファクター=癌攻撃因子)を、一カ月以内に臨床試験に持ち込めという厳命が伴っていた。相互製薬と並んで製薬業界の両雄といわれるライバルメーカーの三和化薬は、すでに癌免疫治療剤TOFを開発し、一週間前から臨床試験に入っていたのである。相互製薬のCOF、三和化薬のTOFともに、癌細胞だけを攻撃し、正常細胞は全く傷つけないという画期的作用を有してはいたが、問題は副作用であった…。大手製薬企業を舞台に、癌の特効薬開発をめぐる恐るべき謀略が展開。謀略の背景に渦巻くビジネスマンの地位や権力への執着、野心がさらに不気味なサスペンスを招ぶ。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行 文庫 > 小説・エッセイ
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