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廃墟の白墨 遠田潤子(著) 光文社 - @Books

廃墟の白墨

著者遠田潤子
出版社光文社
発売日2019年09月19日頃
サイズ単行本
価格1,760 円

ミモザの父・閑に一通の封筒が届いた。白い線で描かれた薔薇の絵のモノクロ写真が一枚入っていて、裏には「四月二十日。零時。王国にて。」とあった。病床の父は写真に激しく動揺し、捨てろと彼に命じる。その姿を見たミモザは春の夜、余命短い父のために指定された明石ビルに向かう。廃墟と化したビルの最上階には三人の男たちが待っていた。男たちは過去を語りはじめる。白墨の王国だったこのビルの哀しく凄まじい物語をー。

小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・た行

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