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GEのリーダーシップ ジェフ・イメルト回顧録
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危機の時代を乗り越えた強力なリーダーの回顧録。ゼネラル・エレクトリック(GE)の元CEOが9.11同時多発テロ事件の直前から2008〜’09年の金融危機による経済の壊滅、そしてその後のグローバル化する世界でGEを率いた際に学んだ教訓を書き綴る。本書において、イメルトは厳しく率直に、自分のCEOとしての在任期間(16年間)に疑問を投げかけ、最も誇りに思う瞬間から最大の失策にいたるまですべてを詳細に検証する。そして、リーダーにとって最も重要な要素は決断力だと結論づける。「何」をすべきかを知ることよりも、「いつ」それをすべきかを知るほうがはるかに難しいと説き、明確なコミュニケーションを保ちながら忍耐強く続けることで、完璧とはいかなくても前進することは可能だと語る。それでもCEOは批判を逃れることはできないが、イメルトは自分のチームを、そしてチームとともに達成しようとするゴールを信じることで、最悪の状況を乗り越えてきた。ビジネスの世界が未曽有の混乱に巻き込まれている今の時代にこそ本書は必要であり、不確かな時代に決断力を発揮しなければならないリーダーたちにとって、権威のある貴重な道標になるだろう。
科学・技術 > 工学 > 電気工学
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