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後藤明生コレクション2 前期2
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R団地に住む男のもとに県庁社会教育課からとつぜんかかってきた一本の電話。それは自身が暮らす団地についてのレポート執筆を依頼するものだった。住まいについて考察をめぐらし、住まいとの関係を模索する男の姿を描いた「書かれない報告」。あの外套はいったいどこに消え失せたのだろう?二十年前に福岡から上京した際に着ていた旧陸軍の外套の行方を求めて、大学浪人時代を過ごした地を訪れた主人公の想念は、“アミダクジ式”に脱線を繰り返しながら次々に展開する。後藤明生の小説作法のひとつの頂点をなす傑作「挾み撃ち」ほか、全7作を収録。
人文・思想・社会 > 文学 > 文学全集 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行
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