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源義経(2)
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ひよどり越えの上で、義経は眼下の戦いを見ていた。生田の森の大手は、松明の動きからすると、源氏がたがくずれそうだ。鹿が二頭、ひよどり越えをくだっていった。霧がわいていた。「この霧はわれらに味方する!」と、義経は言った。「よいか、みなの者。馬どうしの腹をつけるようにして落とせ。馬はおたがいをかばいあう。馬に猿どもを乗せよ」。伝説を生んだ悲劇の武将。新しい源義経像が、あなたを魅了する。
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