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徳川家康 (堂々日本人物史)
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著者 | 筑波常治
/ 坂本玄
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出版社 | 国土社
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発売日 | 1999年01月01日頃
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サイズ | 全集・双書
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価格 | 1,320 円
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家康の手のとどかぬところでおきたできごとが、結果的には家康のために、天下人への道をひらいたことになります。偶然が幸運に転じたのでした。しかし、もとは偶然であっても、それを幸運に変えることまで、偶然にまかせていてはできません。変えることができたのは、やはり家康その人の能力でした。くりかえし発生する偶然を、くりかえし開運に転化させた事実こそ、家康のすぐれた素質を証明しています。現代からみると、江戸時代の社会は、もちろんいくたの欠陥が目につきます。とくに身分制度などで、きびしく批判されるべき問題が、数多くあります。その事実を忘れてはなりません。けれども一面、三百年の平和により、世界的にみて、高い水準の学問や芸術が生まれたこともたしかで、家康じしん学問に理解の深かった点が影響したと考えられます。
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