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そしてレコードはまわる
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ただ売れそうな音楽を売る。それが自分の仕事なのか?レコード会社に勤める渋谷かえでは、理想と現実との間で悩んでいた。そんなある日、大学時代の恩師から奇妙な相談を受ける。今、日本で屈指の実力を誇る音楽家の新曲『恋の作法』が、先生が幼い頃に作った曲とそっくり同じだというのだ。この謎に興味を示したのは、先生の知人で作詞家の猫宮だった。気だるげで掴みどころがない彼と共に、かえでは事の真相を調べることになるがー。アイドルの失踪騒動、デビューの意思を持たない天才ストリートシンガー…。音楽業界で起こる事件を通して、かえでは仕事と音楽との向き合い方を見つけていく。音楽を愛する全ての人におくるミステリー。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行
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