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桜咲く
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置き去りにされた、ひとりの少女。結婚を約束した男に押し付けて、少女の母親は逃げた。成り行き上、男が引き取ったところへ生き別れた自分の実の母親という女が現れて、同居を始めることに。ある日、女がテレビを見ていると、ある社長夫妻が少女によく似た子供を探していた。産科で取り違えられたのだという。だがこれを機に、社長家族は一気に崩壊していった。血縁を信じられなくなったら、家族は終わってしまうのか。一方で少女は新しい家族の一員になれるのだろうか。家族を家族たらしめる根拠について問いかけた、偽りの血縁がもたらした、家族の再生と崩壊を描く問題作。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行
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