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愛のとばり
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「…オヤジ…がんなんだ」頻繁に連絡を取り合うわけでもない兄からの、突然の電話。奈津子は父親のためにできるだけのことをしてあげたいと願うが、一筋縄ではいかなかった。幼子のように分別がなくわがままな夫、感情的で自分勝手な母親。それぞれへ妻として、娘として、思いやりをもって接するも、奈津子の愛は空回りし続けていた。想いが伝わらないことにやきもきしながら関係性に悩む奈津子に、大丈夫だと背中を押してくれたのはたった一人、弱っていく父親だった。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行
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