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夜の少年
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「眼鏡をかけたネズミ」学校のみんなはそう呼ぶ。「いくじなしの弱虫!」と父は言う。ちびで顔色が悪く近眼のヘルベルトは14歳。夢の中にしか逃げ場がなく、甘いものを食べるのだけがなぐさめだ。クローナヴィッター夫人、少年がいつもチョコレートを買いに行く菓子店の老女。家族はいない、老いた飼い犬が1匹。同じ町の同じアパートに住む少年と老女。世代の違うふたりを結ぶ接点は、ただそれだけだった。だがある夜、彼らは運命的な関わりを持つことになる。少年が父からもらったばかりのナイフで車に傷をつけるのを、老婦人が目撃したからだ…。
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