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夕立けんか旅 (春陽文庫)

著者	陣出達朗
出版社	春陽堂書店
発売日	1992年05月
サイズ	文庫
価格	512 円

花見の宴でにぎわう市ガ谷八幡宮で、不良旗本「梟組」首領の弥栄鶴亀兵衛一党をこらしめた快男子こそ、飯田町の元締め伊賀屋伝左衛門の跡継ぎ、若元締めの勘五郎であった。白河浪人伊藤武太夫を師匠と仰ぎ、勘五郎は篠崎一刀流の極意を授かった剣の達人であった。雲州松江公、松平出羽守の愛馬「夕立」が暴れまわっていたとき、これをゲンコツで殴り倒したの豪の者も勘五郎であった。以来、人呼んで“夕立勘五郎”の侠名はあがった。男だて夕立勘五郎の弟分になるべく志願するものにザンバラ辰こと山田屋辰五郎と、元旗本侍の大庭佐四郎の両人があった。悪旗本田沢、大河原、服部の３人を敵とねらう夕立勘五郎の胸のすく活躍は。股旅快作「花祭りけんか状」も併せて収めた豪華版。

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