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たつまき秘剣 (春陽文庫)
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甲州街道は小仏峠と大垂水峠の中程、五十丁峠の杣道で、山賊に襲われんとしている女を助けたのは千葉栄次郎だった。が、その女の勧めで飲んだ濁酒にはオランダ渡りのしびれ薬が仕込まれていた。女は山賊の頭目佐野川典膳の一味、妖艶毒婦お銀であった。そこへさらに仲間にさらわれてきた若い娘によって毒消しを与えられた栄次郎は、親譲りの剛力で両手を縛っている荒縄を切ると一本の山刀をひっつかんで飛燕一閃、白刃は星の光にきらめいて、瞬時に二人の山賊を倒していた。女は地元の医師千木良徳丸のひとり娘であったが、女のことで堪当されて越中への旅の途上にあった栄次郎はその江と同道…!?-北辰一刀流開祖千葉周作の第二子、役者のようないい男、“千葉の小天狗”青春記!
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