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小林多喜二名作集「近代日本の貧困」 (祥伝社新書)
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著者 | 小林多喜二
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出版社 | 祥伝社
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発売日 | 2008年08月
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サイズ | 新書
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価格 | 858 円
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日本中で『蟹工船』が読まれているという光景を、いったい何人の人が予想しただろうか。小林多喜二の描いた世界なんて、すでに遠い昔話だと、誰もが思っていた。が、現代日本の若い人たちは、リアルを感じながら読んでいるのだという。本書では、なかなか一般の目にふれることのない小説・評論・戯曲を集めた。『蟹工船』ではじめて多喜二と出会った人は、ぜひ他の作品にも目を向けてほしい。どれも濃厚な味と匂いのある作品ばかりである。登場人物たちが、歪みきった社会との闘いに人生を燃焼させる姿は感動的だ。そして、この作品が昔話ではなくなってきた日本の行く末に、不安をおぼえる。
新書 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行
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