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狂人日記。戦争を嫌がった大作家たち 副島 隆彦(著) 祥伝社 - @Books

狂人日記。戦争を嫌がった大作家たち (祥伝社新書)

著者副島 隆彦
出版社祥伝社
発売日2023年10月03日頃
サイズ新書
価格979 円

昭和初期、日本が戦時体制に入ると、徳富蘇峰のように戦争を礼賛する作家たちが大量に出現した。その一方で、反戦を唱える者は厳しく弾圧された。谷崎潤一郎も『細雪』の雑誌連載を「戦時下に不適切な内容である」と、軍部に掲載を止められた(昭和18年)。それでもこの弾圧に抵抗することなく、黙々と書き続け、戦後、大ベストセラーになったのだ。著者が谷崎をはじめとする「戦争を賛美せず、抗議もせず、嫌がって関わらなかった作家たち」に今、着目するのは、世界が第3次世界大戦に向かう空気に覆われているからだ。戦争に背を向けた文学者たちの態度に、私たちは何を学ぶべきか。

新書 > その他
人文・思想・社会 > 文学 > 文学史(日本)

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