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黄泉国の皇子(みこ)
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著者 | 長尾誠夫
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出版社 | 祥伝社
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発売日 | 1995年01月
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サイズ | 単行本
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価格 | 1,708 円
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長編伝奇推理小説
六一二年(推古一九年)、黄泉国の洞窟であらゆる邪念を身に宿した赤児が誕生した。“黄泉皇子”である-。六四五年、大王家と蘇我氏が権力の座をめぐって敵対する飛鳥の地は、不隠な空気に包まれていた。異能を持つ額田郎女は不吉な胸騒ぎを覚え、恋仲である大海人皇子の身を案じるあまり、生家を飛び出し板蓋宮を目指した。やがて中大兄皇子の愛を受けるようになる額田だが、彼の周辺に次々と起きる惨劇にある疑問を抱き始めた…。権力闘争のなかで浮かび上がる「呪咀を以て倭国を統べる」という伝承の黄泉皇子の存在。その秘密と正体とは。大化の改新を影で操っていた人物と真の目的は。さらに、飛鳥の地に埋もれているとてつもないものとは。渾身の力で書き下ろした異色の伝奇歴史推理。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・な行
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