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和の花ちりめん
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四季の布の花
いつの間にか集まってきた古布。思い出のある布や母の着物の残り布、柄に魅かれて買い求めたものなど、ながめるたびに心豊かになる私の大切な宝物です。眠っている小さな古布たちをもう1度美しくよみがえらせたいと花を作りました。布の花は季節より早く咲かせて、みずみずしい瞬間で時間をとめることができます。部屋に飾るとまわりの空気をまたたく間に変えてしまうのです。四季折々の色に染め上げ、花鳥風月を描いたちりめんや使い込まれた古裂たち。手になじむやわらかな風合いを心ゆくまで味わいながら仕上げる手ぬいの花は、どれもやさしい表情を見せてくれます。艶やかな色、華やかな柄、和の布ならではの多彩な魅力を引き出すように夢中になって針を進めていくと、時間のたつのも忘れてしまいます。古裂から生まれた布の花たちが、暮らしの中で季節を楽しむ彩りを添えてくれるよう、心のこもったプレゼントになるように…と思います。
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