|
|
神経難病の分子機構 (SPRINGER REVIEWS)
|
タンパク質のコンホメーション異常による疾患
本書は、コンホメーション病についての総論で、わが国のそうそうたる神経科学者や生化学者の方々に現在の視点から将来の研究方向までをまとめていただいたものである。第1部ではコンホメーション病の概念を、第2部ではタンパク質のコンホメーションがどのようにして形成されるか、また、それを助ける分子の働きという基礎的な観点について議論した。そして、第3部ではタンパク質の蓄積に重要な働きをするタンパク質分解系に着目した。蓄積と分解のバランス異常が病気の原因である可能性が高いことは、コンホメーション病の原因遺伝子のなかにプロテオリシス関係の遺伝子群が数多く認められることからも推測できる。第4部の各論では、現在、最も注目されている神経難病のいくつかについて、タンパク質のコンホメーション異常と遺伝子異常の関係を念頭において整理した。
医学・薬学・看護学・歯科学 > 臨床医学内科系 > 脳神経科学・神経内科学
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|