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帰郷(下)
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海軍婦人部隊に入隊したジュディスは、訓練部勤務を経て極東に配属される。消息の途絶えた家族の身を案じ、いつ終わるとも知れない戦争の日々を悲哀と希望に引き裂かれながら過ごしていた。散り散りになった若者たち。戦死、行方知れず、負傷、捕虜。戦争が終結して、次第に明らかになる悲惨な事実。生き残った者のそれぞれの帰郷。一度手離した糸をたぐりよせるそれぞれの人生。再び会うことなく死別した家族。ジュディスは母の遺言を守るために、収容所から発見された14歳になる妹とともに帰郷する。ナンチェローの地に手に入れたわが家へ。母が願い、果せなかったことを、今度は、母に代わって自らが果すために。
小説・エッセイ > 外国の小説
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