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真夜中の本屋戦争 (ホワイトブックス)
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エキナカ書店でバイトを始めた大学生の渡鍋渉は、閉店後の店内で奇妙な光景に出くわしていた。『夜だ夜だ!我らの時間じゃ!』身長十数センチていどのフィギュアのような連中が店内を大挙して走り回っていたのだ。困惑した渉は隣にいる美人書店員(重要)の竹河紫野に何事か尋ねる。「本のゴースト…本に込められた“想い”が形になったものです。渡鍋さんにはこれからやることを手伝って欲しいんです」「手伝いって、何を…」「平台争奪戦を」本の想いである“自分たちが売れる=読んでもらえる”を少しでも叶えるために深夜の本屋で行われている「平台争奪戦」。平台という書店でのスポットライトを浴びられる場所を確保するためにゴースト(=本)たちは戦う。それは本自身による場所取り合戦であった。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・は行
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