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月が導く異世界道中(17)
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最近商会運営を頑張っている深澄真です。クズノハ商会代表として各国を歴訪する慌ただしい日々もようやく終わりを迎えた昨今。僕は改めて自分を省みて考えの甘さを痛感していた。今まで目を逸らしてきた人の悪意などの暗い側面とも、これからはしっかり向き合わなければならない。そう決意した僕は、ツィーゲの街の大商人レンブラントさんに教えを乞う事にした。世の中の表も裏も知り尽くす彼ならば、僕に“現実”を教えてくれるはず。そんな思惑で訪ねたんだけれど、反対に彼は、革命についてどう思うか僕に意見を求めてきた。え?まさかこの国で革命が起こるの!?確かに実地研修としては凄い教材かもしれないよ。でも、いきなりハードモードすぎませんか!?
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行
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