|
|
銀の鳥籠(中巻) (FG Mercury 中巻)
|
「…心配しなくていいよ。…嫌だなんて言わない」息を呑む気配が伝わって来て、遠慮がちに背中に手が触れ、次の瞬間、骨がきしむほどの勢いで抱きしめられた。大きな胸に顔を埋め、力強い腕の中にすっぽりと収まって心臓の鼓動を聞き、微かに香る甘い移り香に大きく息をつく。それは本当に温かく懐かしい感覚で、ようやく家に帰りついた迷子の子犬のように、心の底から安堵できた…。様々な想いに翻弄されながら、次第に変化していく二人の心ー。
ボーイズラブ(BL) > 小説 > その他
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|