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芭蕉最後の一句 魚住孝至(著) 筑摩書房 - @Books

芭蕉最後の一句 (筑摩選書)

著者魚住孝至
出版社筑摩書房
発売日2011年09月
サイズ全集・双書
価格1,870 円

生命の流れに還る

旅に病んで夢は枯野をかけめぐるー松尾芭蕉、最後の句として知られる死の四日前深夜の「病中吟」である。日々旅にして旅を栖とした俳聖の、最期のイメージに相応しい。けれども実はその翌朝、弟子二人を枕頭に呼び「清滝や波に散り込む青松葉」を遺している。「改作」というのだが、これこそが辞世の句である。「不易流行」「軽み」そして最後の一句へと、境涯深まる芭蕉最晩年の五年半に焦点を当て、その実像に迫る。

人文・思想・社会 > 文学 > 詩歌・俳諧

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