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「分かりやすさ」の罠 (ちくま新書)
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著者 | 仲正昌樹
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出版社 | 筑摩書房
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発売日 | 2006年05月
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サイズ | 新書
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価格 | 792 円
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アイロニカルな批評宣言
「分かりやすさ」という名の思考停止が蔓延している。知識人ですら、敵か味方かで「世界」を線引きする二項対立図式にハマり込んでいる。悪くすると、お互い対立する中で「敵」の思考法が分かるようになり、「敵」に似てきてしまう。こうした硬直した状況を捉え直す上で、アイロニカルな思考は役に立つ。アイロニーは、敵/味方で対峙する。“前線”から距離を置き、そこに潜む非合理な思い込みを明らかにする。本書はソクラテスやドイツ・ロマン派、デリダなどアイロニカルな思考の系譜を取り出し、「批評」の可能性を探る刺激的な一書である。
人文・思想・社会 > 哲学・思想 > その他 新書 > その他
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