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日本人の身体 安田登(能楽師)(著) 筑摩書房 - @Books

日本人の身体 (ちくま新書)

著者安田登(能楽師)
出版社筑摩書房
発売日2014年09月08日頃
サイズ新書
価格924 円

「膝」と言えば、ピンポイントの膝頭ではなく太ももの前側全体を指し、「肩」と言えば、肩峰のみならず、首肩まわりの「界隈」を指す…おおざっぱであり曖昧であり、細かいことは気にしなかったはずの日本人の身体観。ところが、現代の身体に関する志向性はこれに逆行している。人間同士の境界も環境との境界も曖昧であったがゆえに、他人や自然と共鳴できていた日本人の身体観を、古今東西の文献や文学、また能の詞章を検証しつつ振り返ることで、「カラダ」と「ココロ」に分裂し、内向きになっている現代の身体観を、打開する端緒としたい。

新書 > その他
人文・思想・社会 > 哲学・思想 > その他

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