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格差という虚構 小坂井 敏晶(著) 筑摩書房 - @Books

格差という虚構 (ちくま新書 1612)

著者小坂井 敏晶
出版社筑摩書房
発売日2021年11月10日頃
サイズ新書
価格1,210 円

格差の問題を前にして、我々はいったい何を求めているのか。人々を選別する“能力”とは何かー。学校は格差再生産装置であり、遺伝・環境論争の正体は階級闘争だ。だが、メリトクラシーの欺瞞を暴いても格差問題は解けない。格差は絶対になくならないだけでなく、減れば減るほど人間を苦しめる。平等とは何か。平等は近代の袋小路を隠すために我々の目を引きつける囮であり、擬似問題にすぎない。世に流布する議論の誤解を撃ち、真の問いを突きつける、著者最後の虚構論。

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