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ニーチェ全集(12) (ちくま学芸文庫)
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韻文による壮大な哲学的主著『ツァラトゥストラ』を書き終えたニーチェが散文表現による体系的理論書として計画し、書き残した厖大な遺稿群の集成。ニーチェの実妹エリーザベトがペーター・ガストの協力を得て編纂したもの。本書は著作としては未完に終った思想的素材の塊りであるが、晩年のニーチェの思索生活の影が映しだされた精神のドラマの工房であり、彼の世界観形成の内部秘密に解明の光を投げかけてくれる思索の宝庫である。本巻には全四書のうち、「第一書 ヨーロッパのニヒリズム」および「第二書 これまでの最高価値の批判」を収録。
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