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資本論を読む(中) (ちくま学芸文庫)
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「マルクス主義的全体の統一とは、構造化された全体の統一である」「歴史的実在のなかで生産されるあらゆる諸現象のなかでも、現存する構造的諸関係に根源的転換を迫る事実を、一般的に言って歴史的事実と定義できる」。目的論的発展史観として解釈されていた旧来のマルクス理解にかわって、そのテクストの『構造論的』把握を試みた記念碑的著作-その初版(1965年)の完訳である。本書は、アルチュセールの論文「『資本論』の対象」を収録。マルクスのテクストが解析した「対象」の構造を明らかにし、イデオロギー的な歴史主義からの解放を試みる。
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