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江藤淳コレクション(4) (ちくま学芸文庫)
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明治以降、大江健三郎にいたるまでの文学において「他者」の中に自分のイメージを発見するという危機を論じた「日本文学と『私』」、近世初期における藤原惺窩・林羅山らの儒学思想の展開を描ききる『近代以前』、写生文と他者の問題を取り上げた『リアリズムの源流』、『全文芸時評』の二十年余に及ぶ同時代の文芸に向けた時評のかずかず、永井荷風の昭和を日乗を引きつつ丹念に浮き彫りにした晩年の名作『荷風散策』などを収録。広く文学史・日本思想史的視野のもと繰り広げられる圧倒的な文芸評論。
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