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帝国の陰謀 蓮實 重彦(著) 筑摩書房 - @Books

帝国の陰謀 (ちくま学芸文庫 ハー1-9)

著者蓮實 重彦
出版社筑摩書房
発売日2018年12月10日頃
サイズ文庫
価格1,100 円

純粋な「形式性」と起源なき「名前」の流通によって現実が作られる時代。それは、いかにして生まれたのかー。19世紀中葉、一組の義兄弟が陰謀を企てる。兄の名は、ルイ=ナポレオン。フランス皇帝ナポレオン1世の甥である。かたや父親を異にする弟の名は、ド・モルニー。「私生児」にして、のちの内務大臣・立法院議長である。権力奪取の計画は首尾よく運び、ここにフランス第二帝政の幕が上がることとなる。希薄で、シニカルな相貌をまとって…。ド・モルニーが遺した二つのテクストを読解し、マルクスが見落としたものを軽やかに描く、著者最初の書き下ろし作品。

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