|
|
動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある (ちくま学芸文庫 テー2-9)
|
一糸まとわぬ自分の姿を猫に見つめられた哲学者は、正当化不可能な、そして告白不可能な恥に襲われるー何が恥ずかしいのか、誰の前で裸なのか、と。本書は、動物についての諸問題を扱った伝説的なコロックにおける講演と、補論として即興で語られたハイデッガー論を収録。自らの経験を「自伝」的語りとして差し出し、聖書や神話を分析しつつ“動物”をめぐるこまやかな考察を展開する。デカルト、カント、レヴィナス、ラカン、ハイデッガーの動物観を検証し、動物をロゴスが欠落した存在とみなして排除してきた哲学伝統の脱構築に向かう思考の挑戦。
文庫 > 人文・思想・社会 人文・思想・社会 > 哲学・思想 > 西洋哲学
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|