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空っぽの家
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思いがけない事故で夫を失ったヴァージニアは、心の傷を癒すために、二人の子供を夫の母親と乳母のもとにあずけ、なつかしいコーンウォール地方を訪れた。少女だった頃、母親と訪ねたこの地で、彼女は淡い初恋を経験し、しかし旧弊な母親によって、その思いはたちまちにして断ち切られたのだった。そして母の決めた結婚。福裕ではあるが、心の満たされることのなかった空っぽの生活。思い出の地をさまよう彼女の前に、かつて思いを寄せたユスタスが現われる。多くの女性たちの思いを寄せつけず、彼は独り身のまま、父親から受け継いだ農場をまもっていたのだ…。ロザムンドおばさんが優しい筆致で謳い上げる美しい愛の物語。
小説・エッセイ > 外国の小説
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