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薔薇の家、晩夏の夢 (創元クライム・クラブ)
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赤いランドセルを背負い、薔薇の生い茂る丘に建つ夏彦伯父さんの館への道を行く。訪れるたびに出される「宿題」に頭を悩ませるのが楽しかったミコとマコだが、風が吹く初夏、体調を崩していた伯父さんがついに死んでしまった。初めて触れる「死」という概念に、ミコのなかで何かが変わっていく…。ミコも変わった。パパも変わった。変わらないのは窓辺で微笑む美しいママだけ。そして伯父さんが託した最後の「宿題」から、丘の上の鎖された世界の秘密はほころび始めたー。薔薇と暗号に満ちた幻想的ミステリ。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行 小説・エッセイ > ミステリー・サスペンス
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