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魔道師の月 (創元推理文庫)
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こんなにも禍々しく怖ろしい太古の闇に、なぜ誰も気づかないのか。繁栄と平和を謳歌するコンスル帝国の皇帝のもとに、ある日献上された幸運のお守り“暗樹”。だがそれは次第に帝国の中枢を蝕みはじめる。闇をもたぬ稀有な魔道師レイサンダー、書物の魔道師キアルス。二人は人々を破滅に導く太古の闇を退けることができるのか。『夜の写本師』で読書界を瞠目させた著者の第二作。
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