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ベイビ-・ビバップ (創元コンテンポラリ)
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時はさかのぼって、モヒカン頭の少年ダークがウィーツィと出会うずっと前のこと。物心ついたときから、ダークは男性に魅かれていた。自分は他人とちがっている。そのことを育ての親である祖母フィフィに隠すのはいやだった。でもうまく説明するだけの言葉はなかった。恐れていることが本当だとしたら、大好きなフィフィの夢を砕くことになるから-。自分の物語を語ること。心のなかで死なせず、解き放つこと。その意味の大きさを、ダークはやがて理解する。ある女の身の上話にはじまる、長いながい「物語」が救いの手をさしのべるときに。フィナーレを飾る、忘れがたい第五弾。
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