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実験国家・中国
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法治国家への道筋
本書は1、2部はともに実証研究を中心にしている。とくに地方の現場の実態調査を基本に、中国の変わりゆく姿を明らかにした。そこから出てきた本書の仮説は、異説・中国論である。中国は体制イノベーションの過程にある。ただ、ロシアはショック療法で一気に移行したが、中国は「実験区」アプローチによる漸進主義である。中国は西側諸国の進んだ制度を導入するに当たり、まず「実験区」をつくり、そこで新しい制度を導入実験し、問題点を摘出、手直し、成功を見極めた上で、全国に普及させる。四つの「経済特区」はその典型である。政治改革についても、同じ手法で、西側の民主主義制度へのキャッチアップを図っている。本書は末端の現場調査でそれを明らかにした。
人文・思想・社会 > 社会科学
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