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われに明治の父ありき
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戦地の息子と内地の父を結んだ229通の手紙
「偉くなれ」とか「出世しろ」など、一度も言ったことがなかった父。「男はケンカに負けちゃいかん。だけどもやっつけ放しにしておいてもいかん」と言った父。5歳の息子を連れて吉原から朝帰りした父。選挙ほどおもしろいものはないと、応援に走り回った父。-反骨精神と、人を呑む気性をもった父親の生き方と、その父に知らず知らずに大きな影響を受けてきた自らの姿を通して、親子の絆とは何かを問うた長編エッセイ。日中戦争中の1年余に父子が交わした229通の書簡の抜粋を付す。
人文・思想・社会 > 歴史 > 伝記(外国)
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