|
|
地図になかった世界 (Ex libris)
|
舞台は南北戦争以前のヴァージニア州マンチェスター郡。黒人の農場主ヘンリー・タウンゼンドはかつて、郡一番の名士であるウィリアム・ロビンズに、両親とともに所有される奴隷だった。少年の頃、ロビンズの馬丁として献身的な働きをしたヘンリーは、いつしかロビンズから実の息子とも変わらないほどの愛情を受けるようになる。ヘンリーの父オーガスタスは、金をこつこつと貯め、苦労して一家全員の自由を買い取ったが、大人になったヘンリーは、みずから黒人奴隷のモーゼスを購入することで両親と決別してしまう。だがそのとき、大農園の主となったヘンリーが急逝する。若き妻ひとりと数十名の奴隷たちが残された農園のなか、「主人」と「奴隷」の関係にしだいに波紋が生じはじめる…。ピュリツァー賞、全米批評家協会賞、国際IMPACダブリン文学賞受賞作品。
小説・エッセイ > 外国の小説 旅行・留学・アウトドア > 地図 人文・思想・社会 > 歴史 > 世界史
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|