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初代「君が代」 小田 豊二(著) 白水社 - @Books

初代「君が代」

著者小田 豊二
出版社白水社
発売日2018年03月21日頃
サイズ単行本
価格2,640 円

「国歌」誕生の謎  今の「君が代」の前に、もうひとつの「君が代」があった。そしてその初代「君が代」は、イギリス人フェントンが作曲した、今とはまったく異なるメロディーのものだった。  明治2年7月22日。エジンバラ公アルフレッドが横浜港に到着し、新政府にとって初となる、国王接遇に準ずる「外国賓客の儀」の幕が切って落とされた。一行が宿舎となる浜御殿に到着すると、横浜に駐屯するイギリス陸軍第10連隊第1大隊軍楽隊によってイギリス国歌が、終わると続けて別の短い曲が演奏された。国歌として「君が代」が演奏された最初の出来事である。  翌明治3年9月8日、薩摩藩軍楽伝習生30余名は、豪雨のなか、越中島の調練場にいた。そしてこの日は、薩摩、長州、土佐3藩の兵に対する天覧調練、いわゆる「観兵式」が行われ、そこで明治天皇の御前で、この「君が代」が演奏された。  この曲は、どういういきさつで作られたものだったのか。そもそも「国歌」という概念すらなかった時代、新政府は誰に命じ、誰が形を整えていったのか。  横浜、鹿児島、函館、上越……薩摩藩軍楽隊や通史から国歌誕生の謎を探る、力作歴史秘話。この初代「君が代」、現在は東京・京橋の警察博物館で聞くことができる。

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