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約束の海に舞う天使と (ライムブックス)
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ベルモント伯爵の孫娘ヴィクトリアは家族旅行中に船が難破して両親を失い、南海の孤島に漂着した。8年後、伯爵から捜索を依頼されたグラントは、美しく成長した21歳のヴィクトリアをついに発見する。しかし彼女は以前、島に来た船乗りに襲われそうになった経験からグラントを信用できなかった。そのことを知って心を痛めた彼は「きみを命にかえても守る」と約束する。彼の紳士的な態度からその言葉が真実だとわかり始めたヴィクトリアは、これまでの孤独から解放され、彼に心を寄せていく。グラントも、ロンドンの上流社会の女性にはない健康的な魅力を持つ彼女に惹かれていった。ロンドンへ帰る船の中で、彼への信頼と安らぎで経験したことのない幸せに包まれるヴィクトリア。グラントは、ヴィクトリアを無事に伯爵のもとへ送り届ける使命感と、彼女を守ると約束した責任感から、自分の想いをひた隠していたが…。
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