|
|
脳と創造性
|
「この私」というクオリアへ
クオリアは、あくまでも私秘的な(プライベートな)体験である。その私秘的な体験が、逆説的ではあるが、個別を超えた普遍性を支える。確かに、自分の見ている赤と、他人の見ている赤が同じであるということを確認する術はない。しかし、意識の中で感じるクオリアこそが、私たちの生み出す様々な科学、文学、芸術上の作品の普遍性を担保するのである。その普遍性への根拠のない信仰を抜きにして、創造の苦しみに耐えることなどできない。
医学・薬学・看護学・歯科学 > 基礎医学 > 生理学 美容・暮らし・健康・料理 > 健康 > 家庭の医学
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|