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峠越え (PHP文芸文庫)
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江戸深川の女衒・新三郎は、仕事の不始末で背負い込んだ借金返済の旅に出た。その旅先で壺振りおりゅうと出逢った偶然が、新三郎の人生を大きく変えることになる。二人で新たに人生をやり直すべく、おりゅうが考え出したのは、江島神社の裸弁天を江戸へ持ってきて公開する「出開帳」だった。成功すれば何千両もの拝観料が手に入り、堅気に戻れるが…。爽やかな余韻が胸に残る傑作時代小説。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行
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