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私という名の変奏曲 連城三紀彦(著) 双葉社 - @Books

私という名の変奏曲 (Futaba novels)

著者連城三紀彦
出版社双葉社
発売日1986年04月
サイズ新書
価格748 円

長編推理小説

私は5年前、その美しさと“風が吹くと倒れてしまう”という馬鹿げた神話のある細すぎる躰を武器にファッションモデルとしてスターダムにのしあがったのだ。それがすべての始まりだった。いや、もし私がモデルなどになっていなければ、5年後の今日、今夜、私は死ぬことはなかっただろうから、それは本当の意味では終結としか呼べない、一つの哀しい出発だったのだ-確かに殺人事件が起こる。その事件は、加害者と被害者の二重奏ともいうべきものかも知れないのだが、普通のミステリーと違うところは、隠しておいた方がいいことが第1章で明らかにされている点だ。二つのルールを破って、それでも謎があり解決のある、第91回直木賞受賞作家が挑戦した長編ミステリー。

小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行
新書 > 小説・エッセイ

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