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失われた遺跡 (二見文庫)
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1870年、考古学者のエルスペスはアメリカのとある町に降り立った。かつてメキシコに存在した伝説の古代都市カンタランの在り処を知る、ドミニク・ディレイニィなる人物に会うために。ドミニクは遺跡への道案内を断わるが、ある事情からやむなく自らの故郷キララへ彼女をいざなうことになる。そしてさまざまな思惑と陰謀が渦巻くなか、ついに幻の財宝の眠るカンタランへと二人が旅立つ時が…。ディレイニィ一族をめぐる愛の系譜をたどる、感動のヒストリカルロマンス大作。
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