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希望粥 (二見時代小説文庫)
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小料理のどか屋人情帖10
武士を捨て江戸に出て料理人となった時吉は、女房おちよとともに岩本町で小料理のどか屋を営んでいる。二月初旬、神田多町の湯屋から火が出て、大火となった。時吉とおちよは、救け屋台を引いて、焼け出された人たちのために「希望粥」を炊き出して回った。折しも江戸では、男児ばかりが行方不明になるという奇妙な事件が連続していた。やがて時吉たち夫婦の身にも…。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行
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