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知の帝国主義 (テオリア叢書)
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オリエンタリズムと中国像
アメリカ人は、他の西洋人とともに中国史の舞台に登場し、中国史の形成に直接的役割を演じた。だが我々アメリカ人中国史研究者はまた、歴史家としての立場で、中国史を解釈するための学問的パラダイムを作り出すことにおいても指導的役割を演じてきたのである。それゆえアメリカ人は中国に対し、二つのレベルで権力を行使してきたことになる。本書は、アメリカの中国研究に検討を加え、さらにそのことを通して、思想的次元における中国とアメリカの関係という、より包括的な問題をも直接視野に収めようとするものである。だがそのこととは別に、本書は、私という一人の歴史家の精神遍歴の到達点でもある。
人文・思想・社会 > 歴史 > 世界史
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